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2015年09月16日

【知 識】三和化学研究所と宇部興産 難治性そう痒治療薬を共同開発


三和化学研究所と宇部興産は、両社の共同研究により見出した開発コード「SK−1405」について、難治性のそう痒症を適応症とする治療薬として日本における共同開発を行うことで基本合意に達した。SK−1405は第I相試験を開始しており、今後、両社の協力のもとに開発を進め、製造販売承認の取得を目指す。
 
難治性のそう痒症とは、アトピー性皮膚炎・慢性肝疾患・慢性腎不全等に伴うそう痒で、既存の抗ヒスタミン薬などでは抑えられないそう痒を言う。このような病態に伴って生じる慢性的なかゆみは、生活の質(QOL)を著しく損なうにもかかわらず、未だに治療満足度が低く、有効な治療薬の開発が望まれている。

三和化学研究所は、「人にやさしい“くすり”を世界の人びとに」の企業理念のもと、糖尿病領域・腎疾患領域を中核としアンメット・メディカル・ニーズ(Unmet Medical Needs)を満たす医薬品の開発にも積極的に取り組んでいる。
 
宇部興産は、医薬事業を成長戦略事業の一つと位置づけ、自社/共同研究開発により新薬を創製する「自社医薬」と、製薬会社から原体・中間体を製造受託する「受託医薬」を両輪として、医薬事業の拡大を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 07:30| 知識