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2015年09月03日

【物 流】国交省 国際コンテナ戦略港湾等の機能強化を要求


国土交通省は平成27(2015)年8月27日、平成28(2016)年度の予算概算要求概要を発表した。国費総額のうち、一般会計に該当するのは6兆6,791億円で、そのうち「国際コンテナ戦略港湾等の機能強化」を挙げ、912億円を計上した。

具体的な取り組みとしては、産業競争力を強化するためコンテナ船の基幹航路の維持及び拡大を図ると共に、資源・エネルギー等の安定的かつ効率的な海上輸送網の形成を推進するとしている。具体的には 「『集貨』 『創貨』 『競争力強化』 によるハード・ソフト一体の施策の実施」、「大型のばら積み貨物船に対応した港湾機能の強化や企業間の連携の促進」を取り上げている。3本柱の施策としては、以下の5点である。

「集貨」
・国際コンテナ戦略港湾の港湾運営会社に対する集貨支援

「創貨」
・国際コンテナ戦略港湾背後に立地する物流施設の整備に対する支援

「競争力強化」
・コンテナ船の大型化や取扱貨物量の増大等に対応するための、
 大水深コンテナターミナル機能強化
・国際コンテナ戦略港湾のコスト削減、利便性向上のための取組推進
・国際コンテナ戦略港湾の港湾運営会社に対する国の出資

また、国際バルク戦略港湾政策の推進に向けた取り組みとしては、企業間連携による大型船を活用した輸入拠点の整備と効率的な海上輸送網の形成を進める。

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投稿者:gotsuat 07:40| 行政関連