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2015年06月24日

【環 境】三井造船 メタノール燃料のデモンストレーション運転実施


三井造船は、商船三井向けに南日本造船が建造したメタノール運搬船に搭載予定の電子制御式リキッドガスインジェクションディーゼル機関(以下:ME-LGI)において、世界で初めてメタノール対応可能な二元燃料低速舶用ディーゼル機関のデモンストレーション運転を実施した。

これは、自社テストエンジンで実施したメタノール燃料運転で得られた知見を基に、同機での運転を行ったものである。なお、ME-LGIおよびメタノール供給装置の安全性検討は、国土交通省の「次世代海洋環境関連技術開発支援事業」に採択され、日本海事協会との共
同研究の一環としても実施している。

メタノールは、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待できることに加え、硫黄酸化物(SOX)、粒子状物質(PM)排出の大幅な削減が可能なことから、環境にやさしい燃料として注目されており、ME-LGIは、メタノール燃料に留まらず、エタノール、LPG、ジメチルエーテル(LFL燃料=低引火点燃料)への対応が可能となっている。同機関 搭載船の竣工は平成28(2016)年の予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】