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2015年06月23日

【物 流】厚労省 トラック運転手の労働時間短縮についてのパンフレットを公表


厚生労働省は、荷主企業と運送事業者の協力によるトラック運転者の労働時間の短縮に向けた取組事例をとりまとめたパンフレット「荷主企業と運送事業者の協力によるトラックドライバーの長時間労働の改善に向けた取組事例」を公表した。

事例を参考すると、改善に向けて取り組む上でのポイントとして、1.荷主企業と運送事業者の双方で、ドライバーの労働条件改善の問題意識を共有して検討の場を設けること、2.労働時間(特に手待ち時間)の実態を把握すること、3.手待ち時間の発生等、長時間労働になっている原因を検討・把握すること、4.荷主企業と運送事業者の双方で業務内容を見直し改善に取り組むこと―の4点が挙げられた。

特に、運送事業者においては、実際の労働時間を正確に把握することは必須で、実態について荷主企業と情報共有しながら荷主企業の理解と改善への協力を得るよう、コミュニケーションを図ることが重要であるとした。

荷主企業においては、ドライバーの長時間労働に対する改善の必要性について理解を深めることが求められており、改善基準告示のようなルールについても内容を正確に理解することが必要であるとした。

取組事例を通して、長時間労働の改善が運送事業者・荷主企業の双方にとって自社の業務改善や物流の効率化、コンプライアンス遵守の面などにおいてメリットとなることが確認され、今後も継続的な改善が期待される。

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投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連