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2015年06月17日

【環 境】NEDO、世界に先駆け大規模水素エネルギー利用システムの技術開発に着手


NEDOは、海外の未利用エネルギーを利用して水素を製造・貯蔵・輸送、日本国内で利用する大規模な水素エネルギー利用システムの技術開発プロジェクトを開始する。

平成42(2030)年頃に予測される水素大量利用時代を見据え、平成32(2020)年には豪州などから水素を輸送、国内において水素発電等で利用する、大規模な水素利用システム技術を確立、本格的な水素社会の実現を目指す。

今回のプロジェクトでは、クリーンな水素エネルギーの利用を大幅に拡大、海外の未利用エネルギーによる水素製造、液化水素輸送等の大規模水素サプライチェーン構築の為の技術、及び水素を燃料とした発電システム技術の開発を行う。これは海外でも例のない、世界に先駆けた技術開発である。

具体的なプロジェクト内容は以下の通り。

・豪州の未利用エネルギーである褐炭を用いて水素を製造。貯蔵、輸送、利
用までが一体となった液化水素サプライチェーンの構築。

・未利用資源から製造した水素を有機ケミカルハイドライド法により消費地まで
輸送、需要家に対し水素を供給するサプライチェーンの構築。

・水素を燃料とする、1MW級ガスタービンを有する発電設備(水素CGS)
を用いて、地域レベルでの、電気、熱エネルギー効率利用を目指す新エネルギー
システム(統合型EMS)の技術開発、及び実証。

・既存の発電所に適用可能な天然ガス・水素混焼ガスタービンの燃焼器の研究
開発を行い、水素混焼プラントの基本設計を確立。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:18| 環境配慮型施設・設備導入【取り組み内容別】