<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2015年06月09日

【環 境】ヤマト運輸と岩手県北バス、路線バスで宅急便を輸送する貨客混載を開始


ヤマト運輸と岩手県北自動車は、バス路線の生産性向上による路線網の維持と物流の効率化による物流網の維持を主な目的として、平成27(2015)年6月3日より、路線バスで宅急便を輸送する「貨客混載」を開始した。

近年、全国各地の中山間地域等において高齢化や過疎化が進行しており、それらの地域の住民にとって、路線バス等の公共交通の重要性が高まっている。しかし、交通業界にとっては乗客数の減少などから、それらの路線網の維持が困難になるケースが増加している。一方、物流業界においては、ドライバー不足による物流網の維持が困難になるケースが増加。物流網を維持する為の効率化が課題となっている。これらの背景から、岩手県北バスとヤマト運輸が相互連携を図り、バス路線の生産性向上と物流の効率化を実現する為、路線バスを活用した宅急便輸送「貨客混載」を開始した。

岩手県盛岡市と宮古市を結ぶ都市間路線、及び、宮古市内から同市重茂半島を結ぶ重茂路線で導入される。運行される車輌は、後部座席を減らし荷台スペースに開発がされており、「ヒトものバス」と銘打ったラッピングが施されている。

今回の取組みにより、トラックで運行していた区間の一部を路線バスに切り換える事によって、CO2排出量の低減に繋がり、環境負荷低減が実現される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:55| 物流効率化による環境負荷低減活動【取り組み内容別】