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2015年05月29日

【環 境】郵船ロジスティクス、CAコンテナを活用した農産物の貯蔵試験を実施

郵船ロジスティクスつくばは、茨城県から委託を受けCA(Controlled Atmosphere)コンテナを活用した農産物の貯蔵試験を実施した。

今回実施したのはCAコンテナの陸上試験で、同社で用意したコンテナに茨城県産のメロン、大根、ほうれん草、小松菜、トマトなど約20品目の農産物を混載し、東南アジアへの海上輸送を想定して3週間の貯蔵を行うとともに、品物の品質を調査することを目的としている。

CAコンテナは、リーファーコンテナの一種で、温度だけでなく酸素と二酸化炭素濃度を調整し青果物の貯蔵期間を延長させることが出来る。航空輸送に比べて時間の要する海上輸送でも鮮度を保持した状態で青果物を輸送出来るソリューションの一つとして、近年注目が集まっている。

平成27(2015)年5月25日(月)、茨城県庁をはじめとする行政機関、生産者、市場関係者、メディアが茨城港常陸那珂港区に集まり、コンテナへ搬入される農産物の様子を見学し、試験終了後は農産物の品質検証が行われ、今後の輸出の方向性について検討される。

日本の農林水産物の輸出額を「2020年までに1兆円」と掲げる政府目標などを背景に、茨城県は県下の農産物の輸出促進に注力し、輸送方法などを検証していた中で、同社の食品物流のノウハウや日系最大級のグローバルネットワークなどが評価され、今回の試験パートナーとして選定された。

郵船ロジスティクスはグループ中期経営計画"GO FORWARD, Yusen Logistics -Next Challenges-"で食品を産業別強化セグメントの一つに掲げており、今後も物流サービスを通して日本文化の海外への輸出促進を行っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:55| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】