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2015年03月05日

【物 流】国交省 ASEAN地域でトライアル輸送を実施


平成27(2015)年2月26日、国土交通省はASEANのメコン地域内における宅配貨物輸送サービスの構築を目的に、クロスボーダー国際宅配のトライアル輸送を実施することを発表した。

国交省の物流部門は、日本の高品質な物流システムをアジアに展開し日本の進出産業の円滑な事業活動を支援しつつ、アジア物流圏を効率化しアジアの経済成長に貢献することを目標としている。今回、ASEANのメコン地域内における宅配貨物輸送サービスを構築させるための実証事業を行い、その一環としてクロスボーダー国際宅配のトライアル輸送を行う。輸送ルートは、1.バンコク(タイ)−サバナケット(ラオス)−ハノイ(ベトナム)と、22.バンコク(タイ)−プノンペン(カンボジア)−ホーチミン(ベトナム)の2つで、機関は同年3月2日〜6日となっている。

現在のASEAN地域は経済成長に伴う生活水準の向上等を背景に、従来のアジアにおける生産拠点としてだけでなく消費市場としても拡大してきており、物流分野においても宅配貨物輸送サービスに対するニーズが高まると期待されている。

それらを踏まえて国交省・物流部門では、域内物流が活性化しているメコン地域において、メーカー調達から消費者宅配の国際間のドア・ツー・ドア輸送までを網羅したクロスボーダー国際宅配輸送サービスの導入に向けたトライアル輸送を行い、オペレーション上の課題・効果の検証や、事業許認可等の各種制度・手続きの課題等について調査を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:57| 行政関連