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2015年02月24日

【環 境】三菱電機 太陽光発電システムで故障回路を特定して瞬時に遮断する技術を開発


三菱電機株式会社は、世界で初めて、太陽光発電システムにおいて、DC(直流)回路の接続不良などによるDCアークの発生回路を早期に特定し、その故障発生回路だけを瞬時に遮断する技術を開発した。システム全体を停止することなく、故障範囲の特定により早期に復旧できるため、発電量低下を最小限に抑制し、安定した発電が可能となる。

DCアークとは、直流電流が流れている回路が切り離された際、強い発光を伴って発生する数千℃の放電を指し、今回開発した技術では、電流波形の振動に加えて電流・電圧の変化を監視することで、DCアーク発生の有無だけでなく、発生した回路を特定する。さらに、検出時間は0.25秒以下と高速化した。

遮断技術は、磁石による磁気作用の効果を大幅に高めた「ARC SWEEPER(アーク・スイーパー)」を新しく開発し、通電方向に関係なく瞬時に高電圧の遮断が可能となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】