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2015年02月20日

【物 流】全ト協 第88回トラック運送業界の景況感(速報)を発表


平成27(2015)年2月17日、全日本トラック協会は第88回トラック運送業界の景況感(速報)を発表した。

これによると、平成26(2014)年10月~12月期におけるトラック運送業界の景況感の判断指標は▲19.2となり、前回の▲34.7から改善した。今期は円安の影響による原材料費の上昇など景況感を低下させる要素もある一方、円安による効果(輸出産業企業の業績改善など)を背景に、企業マインドに回復の兆候があるという。また、燃料価格低下による輸送コストの低減や、消費税増税後の輸送量減少の持ち直しなどが見られたことも影響したと考えられる。

貨物別に見ると、一般貨物の判断指標は前回(▲16.5)から9.5ポイント改善して▲7.0、宅配貨物の判断指標は前回(▲36.6)より0.9ポイント改善して▲35.7、宅配以外の特積貨物の判断指標は前回(▲38.6)から16.4ポイント改善して▲22.2%となった。

事業者の規模別に見ると、大規模事業者が前回(▲37.6)から19.9ポイント改善して▲17.7、中規模事業者が前回(▲33.8)から11.9ポイント改善して▲21.9、小規模事業者が前回(▲34.4)から17.9ポイント改善して▲16.5となり、どの規模においても改善傾向が見られた。

今後(平成27(2015)年1月〜3月)の見通しとして、来期の景況感の判断指標は今回(▲19.2)から5.8ポイント悪化して▲25.0になると見込まれている。

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投稿者:gotsuat 09:42| 物流事業者