2015年02月04日
【物 流】国交省 第8回ベトナム高速道路セミナーを開催
平成27(2015)年1月29日、国土交通省（国交省）はベトナム交通運輸省と共に第8回ベトナム高速道路セミナーを開催した。本セミナーはベトナムの道路整備推進のため、日本の建設・運営等に関するノウハウを紹介するとともに、ベトナムの道路分野の最新動向を把握することを目的として、平成20(2008)年3月の第1回以降、毎年交互に開催している。
セミナーでは、道路の老朽化対策や高速道路の計画と効率的な整備、大型車両対策、ITSの活用と展開について双方から発表が行われ、意見交換が行われた。
ベトナムからは、総延長6,400kmの高速道路の改定案が紹介され、国際港湾などへのアクセス道路など優先度の高い2,700kmについて2020年までに整備することが示された。また、ITSの現状と規格化など今後の展望や、GPSを用いた大型車両のモニタリングシステムも紹介された。
日本からは、道路老朽化の現状とその対策や、日本が受注したベトナム南北高速鉄道のITSプロジェクトの進捗状況が報告された。また、暫定2車線高速道路の設計基準や安全対策、東名高速道路の路肩を利用した3車線化の概要についての説明も行った。
国交省は、「セミナーを通じて、両国の道路分野の最新情報を共有できたとともに、今後の相互協力を再確認することができた」とし、セミナーで得られた成果を関係者間で共有して、ベトナムの道路整備の推進や日本企業の海外展開の支援を続ける、としている。
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投稿者：gotsuat 10:02| 行政関連
