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2015年02月04日

【環 境】三井不動産 「柏の葉スマートシティ」に電力貯蔵用NAS電池システム設置


三井不動産は、千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」において、日本ガイシの電力貯蔵用NASR電池システム(※)を設置し、平成27(2015)年1月より運転を開始した。

これまで「ゲートスクエア(ホテル・オフィスなど)」側から「ららぽーと柏の葉(商業施設)」へ一方的に供給していたものが、「ららぽーと柏の葉」側に新たに同電池が設置されたことで、平日の電力需要が高まる「ゲートスクエア」側へ供給することができ、街全体の電力ピークカットが実現可能になった。また、休日は商業施設の電力需要が高まるため「ゲートスクエア」から「ららぽーと柏の葉」に電気を供給する。

今回設置したのは平常時のピークカットや非常用電源として稼動する機能を備えた同電池システムで、定格入力、出力ともに1,800キロワット、定格容量は7.2時間放電で12,960キロワット時である。

これらの取り組みにより、柏の葉スマートシティの地域レベルで約26%の電力ピークカットを行い、省エネルギー・CO2削減に貢献するとともに、「ゲートスクエア」「ららぽーと柏の葉」両施設合計で電気料金削減など年間約1000万円の経済的なメリットを見込む。


※ NASR電池システム
日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム。負極(マイナス極)にナトリウム(Na)、正極(プラス極)に硫黄(S)、両電極を隔てる電解質にファインセラミックスを用いて、硫黄とナトリウムイオンの化学反応で充放電を繰り返す蓄電池(二次電池)。大容量、高エネルギー密度、長寿命を特長とし、鉛蓄電池の約3分の1のコンパクトサイズで、15年の長期にわたって安定した電力供給が可能。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:53| 企業の取り組み 【機関別】