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2015年01月29日

【物 流】国交省「新たな国土形成計画(全国計画)中間整理」を公表


平成27(2015)年1月19日、国土交通省は「新たな国土形成計画(全国計画)中間整理」を公表した。これは平成26(2014)年7月に公表された「国土のグランドデザイン2050」等を踏まえ、今後10年間の国土づくりの基本的方針等を示したものである。

この中では「多様な個性を持つ様々な地域が相互に連携して生じる地域間の地域間のヒト、モノ、カネ、情報の双方向の動き」を対流と定義し、地域に活力をもたらしイノベーションの創出にも繋がるものとした。そして、地域の多様な個性が温度差となって対流が発生・維持・拡大する「対流促進型国土」の形成を図ることを国土の基本構想として掲げた。

また、グローバルな対流の高度化としては「国際競争力を有する物流網の構築」と「日本海・太平洋二面活用型国土の形成」を挙げた。取組みの詳細は次のようになっている。

●「国際競争力を有する物流網の構築」
1.国際コンテナ戦略港湾、国際バルク戦略港湾の機能強化
2.パナマ運河拡張、北極海航路による物流の変化を見据えた物流網の構築
3.三大都市圏環状道路をはじめとする物流ネットワークの強化
4.広域物流の効率化

●「日本海・太平洋二面活用型国土の形成」
1.日本海側ゲートウェイの活用
2.日本海側と太平洋側を結ぶネットワークの形成

国交省は、2015年夏頃に最終報告のとりまとめを予定している。

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投稿者:gotsuat 09:42| 行政関連