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2015年01月27日

【物 流】国交省 日ミャンマー物流政策対話及びワークショップを開催


国土交通省(国交省)は、平成27(2015)年1月15日から16日にかけてミャンマーを訪れ、物流政策対話及びワークショップを開催した。

初日に行われた物流政策対話では、国交省より、平成25(2013)年に発足した物流審議官部門の役割・取組を含めたわが国の物流政策の体系・概要について説明を行った。また、アセアンでの国際物流政策を紹介した。特に、アジア物流パイロットプロジェクトとして実施したミャンマーにおける鉄道コンテナ輸送導入に向けた実証事業について、プロジェクト内容や調査結果(コンテナ貨物輸送の速達性、振動状況など)を説明し、今後の事業化に向けたオペレーション・制度上の課題等を提起した。

また、ミャンマー政府が進めている貨物利用運送事業及び倉庫業に関する法整備について、ミャンマー側からの要請を受け、国交省よりサプライチェーンにおける利用貨物運送事業及び倉庫業の役割を説明したうえで、わが国での貨物利用運送事業法及び倉庫業法の概要について説明した。

これに対し、ミャンマーから説明に対しての謝意が表されるとともに、法整備について取り組んでいく旨の意向が示された。また、法整備の意義や運用手続きなどについて活発な意見交換が行われた。

2日目に行われたワークショップでは、ミャンマー物流業界団体からの要望を受け、日本パレット協会より、物流効率化の一手段としてパレチゼーションに関する説明を行い、リターナブルパレットの活用などが物流効率化の効果をより高めることを説明した。これに対しミャンマー政府は、パレチゼーションの重要性を認識するとともに、導入に向けた協力の要請があった。また、ミャンマーフレイトフォワダーズ協会より、パレチゼーションを推進するためには、リターナブルパレットの活用、標準化の検討など、ミャンマー政府と協力して進めていく必要があるとの認識が示された。

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投稿者:gotsuat 09:52| 行政関連