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2015年01月21日

【流 通】新菱冷熱工業 データセンター向け「空間ビジュアライズシステム」開発


新菱冷熱工業は、データセンターのサーバー室の温度・気流の状態をCFD技術で自動表示する「空間ビジュアライズシステム」を開発した。

データセンターのサーバー室ではサーバー保護のため適正な温度管理が必要だが、サーバーの入れ替え、追加設置、レイアウト変更時に適正な温度管理を維持していくことはむつかしい。またサーバー室を適切に温度管理するためには、サーバー室全体に多数の温度センサーを設置する必要があるが、サーバーのメンテナンスや配置・機種変更時に障害となり、現実的とはいえない。

新菱冷熱工業は、独自開発のCFD(数値流体シミュレーション)解析技術を用いて、サーバー室の温度・気流を自動で『見える化』する「空間ビジュアライズシステム」を開発した。

このシステムでは、サーバーと空調機の運転状況を基にしてCFD解析を行い、サーバー室の温度・気流の状態を一定間隔で自動的に算出する「CFD自動実行機能」があり、サーバー室全体に多数の温度センサーを設置せずに温度・風速の変化を継続的に把握することが可能になる。さらに見える化したデータは自動的に蓄積される(自動レポート化機能)ため、サーバー室の問題点が明らかになり、環境改善や将来のサーバー更新工事に活用することもできる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:49| 流通