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2015年01月19日

【知 識】IIJ、SAS、ZEALが中堅企業の経営への積極的なデータ活用の支援で協業


インターネットイニシアティブ(以下 IIJ)、SAS Institute Japan(以下 SAS)、ジール(以下 ZEAL)の3社は、データ活用スキルやIT資産が不足する中堅企業向けに、クラウド上で企業の経営に必要なデータを分析、可視化する「クラウド・アナリティクス・ソリューション」を提供する。

「クラウド・アナリティクス・ソリューション」は、SASのセルフサービス型アナリティクス及びBI製品(※1)、ZEALが長年培ってきたBIシステム構築・活用のノウハウ、IIJのクラウド基盤及び運用技術という各社の強みを連携させた。

昨今、経営課題の解決および市場機会への投資判断など、中堅企業においても、経営にデータをより積極的に活用することが求められている。そのためには、過去のデータ分析や集計だけのBI環境ではなく、将来予測などビジネスの課題解決型のアナリティクスの活用が欠かせない。しかし、大手企業に比較して中堅企業では、人材の不足、データ管理、システム基盤整備の課題があり、アナリティクス導入のハードルとなっている。

「クラウド・アナリティクス・ソリューション」では、煩わしいハードウェア調達やソフトウェア選定を必要とせず、ユーザーのデータ解析に最適な統計手法の設計とその運用といったすべてを、トータルなソリューションとして提供します。そのため、ユーザーは自社のデータを準備するだけで、データから得られる知見を経営に活かすことができる。

この協業において、IIJ、SAS、ZEALの3社は、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」上にSASのセルフサービス型のデータ探索製品である「SASR Visual Analytics」を組み込んだデータ分析環境と、BIシステム導入およびデータ分析のコンサルティングサービスを統合した「クラウド・アナリティクス・ソリューション」を、ユーザーに提供する。

データ分析環境は、SAS Visual Analyticsの性能を最大限に引き出すよう設計された専有型のクラウド環境に、大量データに対する分析処理を可能にするHadoopや、Greenplum Database(※2)を併せて提供する。また、収集したデータの活用にあたり、KPIの決定から効果測定まで、一連のサイクルをZEALがサポートする。これにより、データの利活用を新たに始めたいユーザーや、ビックデータを使ったより高度な分析、予測、統計解析に取り組みたいユーザーを支援し、広く中堅企業のアナリティクス活用ニーズに応える。


※1 BI(ビジネス・インテリジェンス)
企業内のデータを蓄積、分析、加工し、経営の意思決定に役立てる手法や技術

※2 DWH向けデータベース製品
時系列に沿って蓄積された大量のデータを目的に応じて抽出、分析するDWH(Data Warehouse)システムに適した機能と性能を備えた専用データベース製品

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:22| 知識