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2014年12月11日

【物 流】国交省 第4回「物流問題調査検討会」を開催


平成26(2014)年12月1日、国土交通省は第4回目となる物流問題調査検討会を開催した。

各地方運輸局が実施した事業者へのヒアリングによると、同年10月の国内トラック貨物の荷動きは概ね落ち着いており、一部では荷動きが活発化している事業者も増えてきて、稼働状況も荷動きの活発化に伴い稼働率がアップしている等の声がある。また、ドライバー不足で引き続き傭車が確保しにくい状況にあるという声もあった。

同月の内航海運の稼働状況については、台風の影響を除けば対前月比・対前年同月比ともに輸送量・稼働率は落ち着いているという。

同検討会では、この他に「物流分野における労働力不足対策アクションプラン策定に向けた中間整理」の骨子案を提示した。物流分野における労働力不足へ対応するために、短期的な需給ギャップの改善だけでなく、中高年層の退職を見据えた中長期的観点からの対策が必要とし、次の2点について施策を設けた。

1.就業促進
新卒の若者や転職を希望する他分野の人材、更には女性や高齢者等にも働きやすく魅力的な職場環境を作る等し、物流分野への新規就業を促進させる。
 <具体的施策>
 ・就業環境の改善と定着率の向上
 ・業界イメージの改善
 ・人材の確保、育成

2.物流の効率化・省力化
少人数でも業務が持続できるよう、大量輸送機関の活用や共同配送といった仕組みを導入し、物流の効率化、省力化を進める。
 <具体的施策>
 ・大量輸送機関の活用
 ・オペレーションの合理化
 ・物流に配慮した建築物の設計、運用
 ・輸送能力の向上


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投稿者:gotsuat 09:46| 行政関連