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2014年12月15日

【アジア】セイコーエプソン 約123億円を投資しフィリピンに新工場を建設

セイコーエプソンは、2016年度までに総額約123億円を投資し、フィリピンの製造子会社Epson Precision(Philippines)Inc.(以下 EPPI)に、インクジェットプリンターとプロジェクターの生産拡大に対応するための新工場を建設した。最新鋭かつ最高効率のオペレーションを目指すこの新工場は、EPPIの敷地内に建設し、2017年初頭に竣工、2017年春には稼働を開始する予定。また、約3,000kWhの能力を持つメガソーラー発電設備を建物の屋根部分に設置する予定で、これにより、新工場も合わせたEPPI全社が昼間に使用する電力の半分程度をカバーすることが可能となる。

セイコーエプソンは主に中国、インドネシア、フィリピンにインクジェットプリンターとプロジェクターの生産拠点を有している、中長期的な事業戦略のもと、今後の生産拡大に向けた増産体制を整備する必要が生じている。インクジェットプリンターについては、現在同社が注力している大容量インクタンク搭載プリンターが急成長しているほか、オフィス向けインクジェットプリンターも着実な伸びを示しており、今後も大幅な生産数量の増加を見込んでいる。また、プロジェクターについては、企業向けや教育向け、商業利用など用途の拡大、新興国市場への浸透などによって市場全体が成長を続ける中で、同社もこれを上回る勢いで事業成長を続けており、今後もラインアップのさらなる拡大などによって生産数量の増加を見込んでいる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:34| アジア