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2014年12月09日

【知 識】セイコーソリューションズとGMOグローバルサイン 電子契約市場で協業


セイコーソリューションズと、GMOグローバルサインは、タイムスタンプと電子署名をクラウド化したクラウド署名プラットフォームを2015年3月より電子契約市場向けに提供をする。セイコーソリューションズが新たに開発した「クラウドHSM(Hardware(ハードウェア)Security(セキュリティ)Module(モジュール))サービス」に、GMOグローバルサインが開発中の次世代PDF用電子証明書(AATL証明書)を組み込むことにより、電子契約システムのセキュリティ向上とコスト削減を実現し、電子契約市場の拡大を目指す。

電子契約では、電子署名とタイムスタンプを用いることで、安全な取引と将来発生し得る訴訟問題への対応が可能となる。しかし従来の電子証明書の運用には、電子証明書の安全な配付や保管、専用のシステム構築のために膨大なコストと運用負担が発生するため、電子契約が普及するにあたっての障害となっていた。

セイコーソリューションズの「クラウドHSMサービス」は、クラウド環境に強固なセキュリティ機能を持つ証明書管理専用のハードウェア(HSM)を設置し、多要素認証による厳密な認証機構と組み合わせることで、電子証明書の安全な運用と利便性を低コストで提供する。証明書管理をクラウド化したことにより、10万ユーザ以上の証明書が管理可能となり、より大規模なサービスでの利用や、PCだけでなくタブレット、スマートフォンでの電子契約の利用を実現する。またGMOグローバルサインのAATL証明書は、PDF文書に対する標準的電子証明書であり、世界各国で無償提供されているAdobe Readerがあれば特別なシステムを必要とせず電子契約文書を証明することができる。

「クラウドHSMサービス」による電子証明書の管理と、セイコーソリューションズが従来から提供しているタイムスタンプサービスによる日時保証と、GMOグローバルサインが提供するAATL証明書を組み合わせることで、電子契約システムにおけるセキュリティとコストの問題が解決され、企業間及び企業と個人間の電子契約の活用が促進される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:28| 知識