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2014年12月09日

【アジア】ドトール テクスケムと合弁でマレーシアに1号店をオープン

ドトール・日レスホールディングスは、主力「ドトールコーヒー」でマレーシアに進出する。2015年1月初旬にも、100%子会社のD&Nインターナショナルが日本人実業家の小西史彦氏が率いるコングロマリット(複合企業)のテクスケム・リソーシズと合弁会社D&Nマレーシアを設立し、同年1〜6月をめどにクアラルンプールで1号店をオープンする。

D&Nマレーシアの資本金は300万リンギ(約1億600万円)で、D&Nインターナショナルが60%、テクスケム・リソーシズが40%を出資する。ドトール・日レスホールディングスの広報担当者によると、1号店はクアラルンプール中心部のショッピングセンター内を有力候補としており、合弁会社設立後、具体的な商談に入るという。店舗形態は日本国内の店舗と同様のセルフカフェスタイルになる見込みである。

出店は首都圏のほか、地方都市でのフランチャイズ展開も視野に入れ、この先3年間で30〜50店舗体制を目指す。セルフカフェスタイルに加え、フードコートへの入居やスタンド風の小型店など、マレーシアの顧客ニーズに合う新業態でのアプローチも検討していく。

マレーシアの店舗では、既に進出しているシンガポールの店舗と同様、日本で焙煎した豆を使い、高品質のコーヒーを提供する。フードメニューについては、イスラム教徒が多い市場に対応し、テクスケム・リソーシズのノウハウを活用してハラル(イスラム教徒向け)対応する。

ドトール・日レスホールディングスはこれまでに、シンガポールで1店舗、台湾で3店舗のドトールコーヒーを開業している。同社は「マレーシアでは日本食レストランの展開でも大きな実績があるテクスケム・リソーシズ協力体制を組むことから、店舗運営・開発、ノウハウの供与などが円滑に進む」と説明、既に進出する2カ国を上回るペースで店舗網が拡大できると見込んでいる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:23| アジア