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2014年12月01日

【知識】上智大学とボルボ・グループ グローバル人材育成目的の産学教育連携


上智大学と、UDトラックスを傘下に持つボルボ・グループは、グローバル人材の開拓・育成、および国際化を加速していく大学とグローバル企業の新たな形での協力関係構築を目的として、パートナーシップを締結した。ボルボ・グループではこうした産学教育連携を世界6カ国10校と提携している。日本では上智大学が初めて。

プログラム期間は3年で、この間に上智大学とボルボ・グループは、授業科目を共同開発し開講、グローバル企業の経営戦略の策定方法やこれに基づく組織の成り立ち、ビジネス現場での実践例などを講義する。またボルボ・グループの国内外の拠点で 1〜3カ月間のインターンシッププログラムを提供。さらに全学部を対象とした奨学金制度も創設する。

上智大学は、文部科学省の平成26年(2014年)度「スーパーグローバル大学創成支援事業」にグローバル化牽引型大学として採択された。35カ国197校におよぶ交換留学協定を有するほか、英語での学位授与プログラムの提供、国連などの国際機関との教育連携の推進などにより、グローバルな学習環境を提供している。同大学は多国籍企業である商用車世界大手のボルボ・グループとのこうした提携を通じて実践的な教育機会を創出し、グローバルビジネスの現場で活躍する人材の育成を目指す。

一方、ボルボ・グループは日本有数のグローバル大学との提携により、志の高い学生に対し就業体験などを通して人材育成機会を提供する。また昨今では若者の間で車離れが顕著になっているが、同提携を通じて、くるまづくりの楽しさや世界を舞台にした商用車メーカーの事業展開のダイナミックさを伝えていく。

上智大学とボルボ・グループは、産学教育連携を通じて、学生が理論や思考などグローバルビジネスの現場で求められる素養を身につけることができるように協働する。大学と企業が、技術・製品開発を主眼とする産学連携とは異なる形で連携を行うのは、日本で初めてのケースとなる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:36| 知識