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2014年11月19日

【環境】キリン 約2割の軽量化に成功した国内最軽量のビール中びんを導入


キリンとキリンビールは、環境に配慮したパッケージ開発の一環として、国内最軽量(※)となる380gのビール中びん(リターナブル)を日本山村硝子と共同開発、平成26(2014)年11月下旬より九州でテスト展開を開始する。平成27(2015)年秋には全国展開を開始、10年間で全数の切り替えを完了する予定。

キリンでは、包装容器の開発を専門に行うパッケージング技術開発研究所を有しており、これまでに国内最軽量の炭酸飲料向けワンウェイびんの開発、ビール大びん(リターナブル)の軽量化、缶蓋の縮径化等、環境に配慮した様々な容器を業界に先駆けて展開している。

今回開発されたビール中びんは、従来の470gから90g軽量化した国内最軽量の380gとなっており、約2割の軽量化に成功。傷をつきにくくすることでびんの強度を保ち、びんを軽量化できるセラミックスコーティング技術を応用。年間1千万本製造した場合、製造工程と物流工程のCO2排出量は、合わせて年間約930t削減できる。

また、軽量化にあたっては、強度を向上するためにびん据部の半径を小さくし、成形の際肉厚を確保しやすい形状とした。さらに、胴径を1.5mmスリム化したことで、ハンドリング性の向上も実現した。結果、1ケースあたり(20本入り)1.8kg軽くなり、流通や酒販店、飲食店等での作業負荷の軽減にも繋がっている。

※平成26(2014)年11月12日時点。キリン調査による。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:20| 企業の取り組み 【機関別】