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2014年11月13日

【環境】大日本印刷 自然エネルギーを活用したデジタルサイネージを開発


大日本印刷(DNP)は、太陽光発電と風力発電、蓄電池を組み合わせた自然エネルギーシステムを搭載し、防犯カメラが搭載できる他、災害時には緊急情報の配信や安否確認が行える省エネルギー型のデジタルサイネージ(電子看板)を開発した。平成26(2014)年11月6日から約1年間、同社社内に設置して実証実験を行い、その結果を踏まえてデジタルサイネージを販売する予定にしている。

今回開発したデジタルサイネージは、情報電子機器に液晶ディスプレイと可変型電子ペーパー、時計表示電子ペーパーを搭載している。電子ペーパーは、情報の書換え時のみ電力を消費し、表示中は電力を消費しない省エネに優れている。非常時や災害発生時には、自然エネルギーで電子ペーパーを稼働させて人々が必要としている災害情報、避難情報等を発信していく。また、停電時のバックアップ機能として蓄電池を搭載している。同機では、液晶ディスプレイの表示は停電後、約14時間の運転が可能である。電子ペーパーは自然エネルギーだけで情報の切り替え表示が可能である。

実証実験では、発電量や機器の耐久性などの検証や、非常時を想定した情報配信コンテンツに関しての検証を実施する。

今後、DNPは今回の実証実験を踏まえて必要な機能や仕様、価格を精査していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:20| 企業の取り組み 【機関別】