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2014年11月04日

【環境】YKK 窓のある精密工場の建設


YKKは、ファスニング事業・AP事業の専用機械・ラインを開発・製造する工機技術本部において、「工機工場」(ファスナー専用機械部品工場)を建設する。

同工場は、YKKの技術の中枢である工機技術本部が、今後も黒部を中軸として将来のものづくりの進化に対応していくために、「社員が自ら考え、進化し続ける」ことをコンセプトとし、5年後10年後を見据えた将来の改善・改良、進化に対応できる自動化ラインとそれを実現する、フレキシビリティを備えた工場にすると共に、精密機械部品の安定生産を担保するための高度な温度・湿度・振動管理の実現と自然採光を積極的に導入し社員の働きやすさを両立する、「窓のある精密機械工場」へ挑戦する。

環境面では自然エネルギー(光、水)を積極的に取り込み、自然採光や富山県黒部扇状地の地下伏流水(表層地下水の地中熱)の活用等を通して、使用エネルギーを従来から25%削減すると共に、使用する工業用水量を70%削減する。

建設にあたっては、築50年が経過している既存の工場を取り壊した跡地に建設し、工場の生産効率向上として製造工程の見直しにより機械部品の製造工程面積を4万uから50%減の2万uにすると共に、分散している製造ラインの集約と機械組立ラインを直結させ、受注から出荷までの一貫生産工場を構築することで、生産リードタイムを50%短縮、生産コストを20〜30%引き下げることを目標とする。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】