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2014年11月04日

【アジア】双日 川崎重工とトルクメニスタンで最大の肥料製造プラント完工

双日と川崎重工業は、2009年12月にトルクメニスタンの国営化学公社であるトルクメンヒーミヤ社から受注し、東部マリ市に建設していた同国最大のアンモニア・尿素肥料製造プラントを完工した。

完工したプラントは、アンモニアおよび尿素の製造設備と、発電・水処理・窒素製造などの付帯設備で構成されており、近隣のガス田で産出される天然ガスを原料に、肥料として1日あたり1,200トンのアンモニアと1,925トンの尿素を製造可能である。

同件において、双日は資金調達支援を含む契約全体の取りまとめを行い、川崎重工業は肥料製造プラント全体の設計および機器の供給を担当、2014年8月には、川崎重工業が双日の支援のもと、トルクメニスタン国営のガス公社であるトルクメンガス社より天然ガスからガソリンを製造する設備を受注する等、同国での両社の取り組みは高く評価されている。

トルクメニスタンは世界第4位の天然ガス埋蔵量を誇り、中央アジアの中でも高成長を続けている。同国では天然ガス・石油に加え、綿花も重要な輸出品目の一つであり、政府は農業振興に力を入れている。従来、同国では綿花栽培に必要な肥料の多くを輸入してきたが、今回完工したプラントは、ますます高まる肥料の需要に応え、また同国天然ガス資源の付加価値の向上に寄与する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:33| アジア