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2014年10月22日

【環境】日本特殊陶業、乗用車向け吸気酸素センサを製品化


日本特殊陶業は、世界に先駆けて乗用車向けの「EGR システム制御用吸気酸素センサ」を製品化する。この吸気酸素センサは、EGRシステムを搭載するエンジンの吸気側に取り付け、最適なEGR環境になるように酸素の濃度をセンシングして精密に制御し、燃焼効率を最適化する。EGRは排ガスの一部を再度吸気させるシステムで、ディーゼルエンジンは窒素酸化物(NOx)の生成量の削減、ガソリンエンジンはさらに燃費を改善でき、排ガス低減に大きく貢献している。

吸気酸素センサは、従来の排気酸素センサと比べて約35%軽量化され、対人安全性や、装着場所の自由度を高める。センシング部位のセラミック素子は、排気酸素センサの技術を活用して高精度、長寿命、高信頼性の適用に加え、評価・生産設備、中核技術の一部を共用するため、同社の充実したテクニカルサポートや、生産体制の確保が可能である。

日本特殊陶業は今後、EGRシステムの拡大が見込まれる日本、北米、欧州などの先進国向けに同製品を展開し、世界的に一層厳しくなることが予想される排気ガス規制に対応する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】