<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2014年10月20日

【物流】路線連盟 「荷主庭先実態調査」の結果を公表


日本路線トラック連盟は平成26(2014)年10月10日、「荷主庭先実態調査」の結果を公表した。この調査は同年4〜5月に、会員事業者および調査協力企業の180事業所を対象にアンケートを行ったもの。調査結果から手待ち時間や付帯作業の状況が明らかになった。

手待ち時間については、1時間以上の手待ち時間が発生する割合が集荷時には7.4%、配達時には24.5%にもなり、配達時では5〜6時間の手待ち時間が発生する事例も見られた。
手待ちが発生する業種は多い順に、配達では飲食料品卸売業、各種商品小売業、運輸業となり、集荷では食料品製造業、運輸業、その他製造業であった。

付帯作業については、配達で仕分け(66.1%)や検品(66.2%)が、集荷では仕分け(52.4%)、ラベル貼り(37.5%)が高い比率で行われている。また、荷役作業が1時間を超える割合が、配達では18.4%、集荷では54.0%となっており、付帯作業が荷役時間を増やす原因になっていると路線連盟は指摘している。
 
改善を期待する声として、時間指定や受付締切、手待ち時間など時間に関するものが配達・集荷とも全体の半数となった。

これらを踏まえ路線連盟は、「輸送時に発生する長時間の手待ちや過剰な付帯作業といった“見えないコスト”部分をトラック事業者が負担している。」と指摘した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:25| 協会・組合の取り組み 【機関別】