<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2014年10月16日

【流通】住友電工 ハンズフリーで遠隔地から作業支援のツールを開発

住友電工は、ワイヤレスカメラを使ってハンズフリーで工場や建設現場などの状況を共有し、遠隔地からのトラブル対応や作業支援などを行うためのツール「フィールドリンク」を新たに開発し、住友電工システムソリューションを通じて販売を開始する。

製造、建設現場では、トラブルが発生した際、電話でやり取りしながら必要に応じてデジタルカメラなどで撮影した写真を送付しているが、口頭での説明では状況が掴みづらいことや、写真も本来確認したい箇所ではなかったりして、結局、現地に行かなければわからない状況が多く発生している。このようなトラブル対応においては、 現地への出張コストの問題だけにとどまらず、トラブル解決までの製造ラインの停止や、顧客へのクレーム対応など、大きな事業損失に繋がっている。

このような状況において、従来から映像と音声で現地の状況を遠隔から確認したいという要望は大きく、いくつかそのような現場支援ツールも販売されているが、画質が十分でなかったり、高品質なネットワークや高価な機材が必要であったりと、実用的ではなかった。

住友電工が開発した「フィールドリンク」は、小型・軽量のワイヤレスカメラをヘルメットに取り付けることができ、Windowsタブレットとモバイル回線(LTE/3G)/WiFi回線を使って、高画質・高音質で現場の状況をリアルタイムにやり取りできる。さらに、資料も共有できるため、図面を共有しながら、設計通りに施工されているかなどのチェックを行うなど、さまざまな用途で活用可能である。「フィールドリンク」は、2014年11月1日より販売を開始する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通