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2014年10月06日

【知識】紀伊國屋書店とTRC 書誌情報サービスの世界標準に向け共同プロジェクト発足

紀伊國屋書店は、図書館流通センター(以下 TRC)と書誌情報サービスの向上を目指し、共同でワーキンググループを2014年10月1日に立ち上げた。以下のテーマについて検討を開始する。

・世界標準の目録規則(RDA)・データフォーマットに対応した書誌データの提供
・日本の図書館へのディスカバリーサービスの構築に

 ディスカバリーサービスは、従来の蔵書検索(OPAC)に加え、電子書籍、電子ジャーナル他、図書館が提供するあらゆるコンテンツを一元的に検索することができる。自館の所蔵を世界に公開すると同時に、自館が所蔵しない資料については、グローバルILLを利用する等、外部連携が可能になる。

 海外ではOCLCに代表される書誌ユーティリティを通じた書誌データ作成が中心であり、書誌データ作成規則も広く利用者が情報資源を発見するための規則(RDA:Resource Description and Access)へと変わり、OCLCWorldCatでは2013年3月よりRDAに対応し、世界各国の国立図書館も順次RDAに対応している。日本の書誌データも早急にRDAに対応すべきであり、OCLC代理店でありOCLCWorldCatDiscoveryサービスを提供している紀伊國屋書店と、TRCとが共同でワーキンググループを立ち上げ、その成果を広く誰もが利用できる環境を構築する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:13| 知識