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2014年10月01日

【物流】JR貨物 「安全報告書2014」を発行

日本貨物鉄道は、平成26(2014)年9月29日、JR貨物の取組みや考え方を紹介する「安全報告書2014」を発行したと、発表した。

「安全報告書2014」は、安全基本方針から始まり、平成25年度の安全施策、安全管理体制、事故等の発生状況、安全性向上の取組み、旅客会社や協力会社との連携の全6章で構成されている。

1章目の平成25年度の安全対策において、ソフト対策は、運転士、駅社員、検修社員、保全社員、現場管理者、の教育訓練である。また、ハード対策は、@新製機関車・貨物の投入、A新型ATSの整備、B運転支援システム(PRANETS)の導入、Cコンテナ貨車のブレーキ機構の改良、D線路・信号設備の改善、である。

3章目の事故等の発生状況では、平成25(2013)年度の鉄道運転事故は、列車事故2件(前年2件)、鉄道物損事故が2件(同0件)、踏切障害事故が9件(同11件)、鉄道人身障害事故が25件(同26件)と合計で、対前年1件の減少となった。

インシデント(鉄道事故が発生するおそれがあると認められる事態)については、鉄道係員2件、土木・電気・競合、車両それぞれ1件の計4件となった。

輸送障害は、車両148件(前年149件)、鉄道外147件(同160件)、自然障害132件(同152件)、鉄道係員86件(同51件)、土木・電気・競合9件(同14件)と合計で対前年比4件減少とほぼ同数となった。鉄道外、自然災害によるものが減少した反面、係員原因が増加した。JR貨物は、車両原因によるものはハード対策、係員原因によるものは教育・訓練や各種の取組みにより、再発防止に努めている、としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:30| 物流事業者