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2014年09月10日

【アジア】五洋建設 シンガポールで大型総合病院建設工事を受注




 五洋建設は、シンガポール保健省(MOH、Ministry of Health)からセンカン総合病院新築工事を受注した。(受注金額は日本円換算で約959億円。)

 同工事は同国史上最大規模の病院建築工事であり、同病院の新設によって、病床が1,400床増えることになる。五洋建設は、2010年にマウントエリザベスノベナ病院と国立大学病院(NUH)メディカルセンター、2012年にチャンギ総合病院を受注しており、シンガポールにおける病院建築工事としては今回で4件目の受注になる。

 同施設は地域病院棟、総合病院棟、専門医クリニック棟を併設した総合病院になっており、緊急を要する重篤患者から集中治療、専門治療を必要としない軽度の患者まで、総合的かつ継続的な治療を提供することがひとつの目的となっている。また、建設予定地のセンカン地区は、近年、若年層の人口流入が進んでおり、今後も増加が見込まれる同地区の医療需要を満たすことが期待されている。

 海外受注高については2014年3月期の実績が1,549億円であったが、今期は8月末時点ですでに前期の実績を上回っている。通期の海外受注高は、過去最高額の1,884億円(1996年度)を更新する見込みである。

 同社は1964年にシンガポールに進出して以来、数々の大型プロジェクトに参加してきた。シンガポール政府は、急速に進む高齢化、複雑化する慢性疾病への対策、また、アジアの医療ハブとしての位置づけを固めるべく、今後も良質な医療サービスを提供していく方針を示している。同社は豊富な実績を背景に、今後もシンガポールを海外事業の最重要マーケットとし、積極的な営業展開を継続していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:55| アジア