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2014年09月01日

【環境】川崎重工 トルクメニスタンで最新ガス液化技術によるガス・ツー・ガソリン製造設備を受注



 川崎重工は、トルクメニスタンの国営公社であるトルクメンガス(社名:State Concern “Turkmengas”)から、天然ガスを原料とし最新のガス液化技術により高品質ガソリンを製造する世界最大のガス・ツー・ガソリン(GTG)製造設備を、トルコの建設会社であるルネッサンス社とのコンソーシアムで受注した。

 今回受注した設備は、デンマークを拠点とし世界中に化学プロセス技術・触媒を提供しているトプソー社の最新技術を採用し、天然ガスを原料として年間60万トンの高品質ガソリンを製造するもので、トルクメニスタンの首都アシカバード市北部に位置するオバダンデペ地区に建設される。

 ガス液化技術は、すでに天然ガス産出国などで一部実用化されているが、今回採用する最新技術は天然ガスからガソリンを効率良く製造するため、ガソリン精製工程を簡素化することが可能である。また、天然ガスを原料とすることで、従来の原油を原料とする設備とは異なり、温室効果ガスの排出を抑制しながら高品質ガソリンを製造できるため、天然ガス、シェールガス資源を保有する国においてさらに注目される技術となっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:42| 企業の取り組み 【機関別】