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2014年07月24日

【知識】三菱商事 グローバルなインフラファンド運用会社と戦略的提携



 三菱商事は、グローバルなインフラファンド運用会社I Squared Capital Advisors(US)LLC(以下、ISQ)との戦略的提携に合意した。同社はこの提携により、子会社を通じてISQが運用するファンドに対して今後5年間で1億USドルの投資を行うとともに、ISQによるインフラ投資案件の発掘や価値向上等に協力する。

 ISQは、大手金融機関系有力インフラファンドのグローバルヘッドであったSadek Wahba氏を中心に、同ファンドの主要メンバーGautam Bhandari氏、Adil Rahmathulla氏が独立して設立したインフラファンド運用会社。米州・欧州・アジアのいずれの地域にも拠点を持ち、エネルギー、ユーティリティ、交通セクターを対象として、独自に開発したリスク定量化モデルを用いて投資を展開することで、グローバルに分散されたインフラ投資ポートフォリオの構築を目指す。こうした戦略の下、一号案件として、米国ボストン近郊のコジェネレーション発電所、二号案件として米国シンシナティの地域冷房システムへの投資を実行済みである。

 同社グループではこれまでインフラ金融分野において、大手インフラファンドへの出資や、海外・国内の年金基金と連携したインフラ共同投資プログラムの立ち上げ及び同プログラムに参画するファンドの組成・運用を行ってきている。これら取り組みに加え、同社は今般のISQとの提携を通じ、今後とも積極的にインフラ金融事業を推進し、同社の子会社である三菱商事アセットマネジメントとも協業して、本邦機関投資家のインフラ投資に対する関心の高まりに応えていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:08| 知識