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2014年07月03日

【知識】ニチイ学館と中国「中民養老企画院」が業務提携

ニチイ学館は、中華人民共和国政府(民政部)が直轄する「中民養老企画院」と業務提携する。両者は戦略的提携合意書を締結した。

中国は高齢化が急速に進み、2013年には60歳以上の高齢者が2億人を突破、それに対し介護従事者は1200万人不足していると言われている。そのため、中華人民共和国政府は、高齢者介護のインフラ整備を進めると共に、2015年までに90%の高齢者を社会的なサービスを利用しながら在宅で介護をすることを目標に掲げている。

中民養老企画院は、中華人民共和国政府「民政部」が、2013年10月に設立した全国性の社会組織団体であり、介護産業における刷新的な発展事業の研究や、介護運営スキームの普及、介護技術ノウハウの開発、介護市場形成の助成等に取り組んでいる。

ニチイ学館は、2012年に子会社であるニチイケアネットが、上海に現地法人を設立し、福祉用具の卸販売事業を通じて中国における介護ニーズを調査すると共に、中国民政部系視察団が来日した際には、介護施設や介護運営システム状況を案内するなど、信頼関係の構築にも努めてきた。加えて、2013年からはニチイ学館が直接、北京・広州・香港にも現地法人等の拠点を設け、各地域の中国事業者との交流を重ねるなど独自のマーケティング活動を行いながら、中国での本格的事業化に向けての準備を進めてきた。

ニチイ学館と中民養老企画院との間で締結する戦略的提携合意では、中国各地域で標準化・専門化された介護運営による「モデル施設」を立ち上げるなど、良質で効率的な介護の普及と健全な介護市場の形成に努めることを主目的としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識