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2014年06月30日

【アジア】三菱商事 アジア向け穀物調達力強化で豪州穀物会社を買収



 三菱商事は、増大するアジアの需要に対応したグローバルベースの供給ソースを拡充する為、在シンガポール農産物商社Olam International Limited(以下、OLAM社)が保有する豪州の穀物事業会社Olam Grains Australia Pty Ltd社(以下、OGA社)の株式80%を融資金等含め約64億円で取得することに合意した。

 OGA社は、東豪州ニューキャッスル港の輸出施設New Castle Agri Terminal(以下、輸出ターミナル)の株式32.5%を保有し、年間100万トン超の穀物を取扱っている。OGA社の株式取得後、三菱商事として初めて豪州で運営する輸出ターミナルを有効活用し、穀物の集荷機能を一層強化していく。また、同社100%子会社の在豪州配合飼料製造・穀物集荷会社Riverina社とのシナジーを高め、競争力ある豪州産穀物の安定供給体制を構築していく。

 豪州は、穀物の中でも、パン、麺類、菓子などの原料となる小麦の一大生産国であり、東南アジア向けでは最大の輸出国である。東南アジアでは人口増加と経済発展による食生活の西洋化に伴い、小麦需要が増加しており、地理的優位性のある豪州産小麦の重要性は益々高まる見通し。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:39| アジア