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2014年06月09日

【流通】テルモ子会社 ポートを小型化した植え込み型薬液注入システム「DewX」Sタイプを発売




 テルモの100%出資の子会社であるテルモ・クリニカルサプライは、抗がん剤の持続的投与や中心静脈栄養に用いられる植込み型薬液注入システム「DewX」(デュークス)Sタイプを全国の医療機関向けに発売する。2013年12月に発売した前胸部用のMタイプの品揃えとして、上腕・前腕部用のSタイプを加えた。ポートを小型化したことで、身体の小さな患者さんのQOL向上にもつながる。2014年度にシリーズで1.3億円の売上を目指す。

 皮下にポートを植込むことによって、毎回、血管に直接針を刺さずに、薬液を投与できるため、痛みや血管の損傷の軽減が期待できる。このようなメリットから、近年は、がん治療における外来化学療法や在宅での中心静脈栄養の普及により、植込み型のポートの使用機会も増加している。しかし、一方で、植込み時の誤穿刺やカテーテルの閉塞、感染などのトラブルも増加し、より安全なシステムへのニーズも高まってきている。

 「DewX」は、安全な医療を提供するというコンセプトの下、植込み時や管理時に発生する医療事故や合併症のリスクを低減することを目指す設計にした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:01| 流通