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2014年05月26日

【知識】中外製薬とロシュ社 中外製薬独自の抗体改変技術に関するライセンス契約を締結


 中外製薬は、F.ホフマン・ラ・ロシュ社(以下、ロシュ社)と中外製薬独自の抗体改変技術に関するライセンス契約を締結した。

 同契約に基づき、中外製薬が保有する抗体改変技術のライセンスをロシュ社に付与し、ロシュ社は開発候補抗体に同技術を適用した改変抗体を研究開発することができる。また、ロシュ社の要請に基づいて中外製薬はロシュ社が選定した標的に対する改変抗体の作成を受託することも可能。中外製薬は、同契約の対価として契約一時金、年間使用料、マイルストンおよびロイヤルティをロシュ社より受領する。

 ロシュ社は、同契約により、中外製薬独自の抗体改変技術を利用し、ファーストインクラス、ベストインクラスを目指した抗体医薬品の開発が可能となる。具体的には、創薬の標的とすることができる抗原の選択の幅が広がる、従来の抗体技術では達成できない医療上のメリットを提供できる抗体の作成が可能になる、といったことが期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:21| 知識