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2014年05月13日

【物流】国交省「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を発表

 平成26(2014)年5月9日、国土交通省は「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を発表した。 同方針は、道路の老朽化対策が喫緊の課題となっている今日、道路の劣化に大きく影響する重量を違法に超過した大型車両の対策が必要であり、国交省が大型車両の通行の適正化を図るための方針をまとめたもの。基本方針には、「車両の大型化に対応した許可基準の見直し及び適正利用者に対する許可手続を簡素化する一方で、悪質な違反者に対しては厳罰化し、大型車両の通行の適正化を進める」ことを掲げている。 取り組みでは、「通行許可の基準などの見直しと許可審査手続の改善」を行う。その例として、バン型等セミトレーラ 連絡車(2軸トラクタ限定)の駆動軸重の制限を、国際海上コンテナセミトレーラと同じ11.5トンにする、45フィートコンテナの輸送可能な車両の範囲拡大のため、バン型等セミトレーラ連絡車の車両長の制限を延長するなどを行う。また、「違反取締りや違反者への指導等の強化」にも取り組むとし、自動計測装置増設による違法大型車両の取締り、基準の2倍以上の重量超過等の違反を確認次第即時の告発などを内容に挙げた。  国交省は、同方針について運送事業者や荷主等に要請・指導を行うと同時に、今後は同方針で定めた施策を体系的に実施し、道路構造の保全、長寿命化と交通危険防止を図り、効率的かつ迅速な物流を実現するとしている。

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投稿者:gotsuat 09:03| 行政関連