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2014年05月07日

【物流】国交省 第2回「物流政策アドバイザリー会議」を開催

  平成26(2014)年4月25日、国土交通省は第2回目となる「物流政策アドバイザリー会議」を開催し、その資料を公表した。  同会議では物流政策の課題や国際海上物流システムの改善策について議論された。課題には「迅速かつ効率的な海陸一貫輸送ネットワークの構築」や「国際コンテナ物流ネットワークの強化」等を挙げ、トラックドライバー不足や国内輸送コストの上昇等の現状を指摘した。そして、「国際コンテナ戦略港湾である京浜港及び阪神港を中心に、大量輸送機関である鉄道・内航を積極的に活用した効率的な海上コンテナの海陸一貫輸送システムの構築を目指す」ことを目的とした。  その上で、鉄道・内航を積極活用するには、輸送力の充実・強化、輸送力の効率的な活用を図る必要性を示し、施策のポイントには、ネットワークの充実・輸送力の強化、ハード面でのシステムの充実・強化等を挙げた。さらに、「関係者の過度な時間指定等の物流条件に対する意識改革を進めることが必要」ともしている。  また、鉄道を使った海上コンテナ輸送を促進させる取組の方向性として、通行支障区間の解消と運行面での安全確保や、鉄道と港の連結性の向上を示した。加えて、積載率の向上・片荷輸送の削減、農林水産業者や中小製造業者等の物流ニーズの把握により、輸送ニーズを集約し、潜在的な輸送ニーズを見出すことも示した。これらの取組で得られた成果については、全国展開して鉄道の積極活用につなげるとしている。

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投稿者:gotsuat 09:11| 行政関連