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2014年04月30日

【知識】武田薬品 イスラエルテバ社とパーキンソン病治療薬ラサジリンに関して提携

テバ社と武田薬品は、テバ社が保有するパーキンソン病治療薬ラサジリン(一般名、以下「ラサジリン」)の日本における製品化に関する契約を締結した。  テバ社により開発されたラサジリンは、欧州や米国をはじめとする世界40ヵ国以上で販売されているパーキンソン病治療薬である。同薬はテバ社により2005年にイスラエルと欧州で最初の承認を得ており、日本においては、製造販売承認取得に向けて、現在、同社による開発が進められている。同契約に基づき、武田薬品は、同薬の日本における開発および製造販売承認申請を行う。契約内容の詳細については開示していない。  ラサジリンは、ドーパミンの分解酵素であるモノアミン酸化酵素B(MAO−B)の働きを阻害することによって、脳内のドーパミン濃度を高め、同疾患に特徴的な運動症状などを改善する薬剤である。  テバ社と武田薬品は、2013年、テバ社の多発性硬化症治療薬グラチラマー酢酸塩(一般名)に関する提携を行った。今回の契約は、治療の選択肢が限られているパーキンソン病へのアンメットニーズが高いことから、両社が中枢神経系疾患領域においてさらなる提携を結ぶことにしたものである。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:10| 知識