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2014年04月04日

【アジア】日立システムズ 中国のITサービス会社に追加出資


 日立システムズは、中国におけるITサービス事業を強化するため、現在49%を出資している広東華智立信へ追加出資を行い、出資比率を90%へと引き上げ、かつ経営権を取得するとともに、日立系統(広州)有限公司へと社名変更を行った。あわせて、日系企業が多く進出しており、中国現地企業向けソリューションにおいても市場規模の大きい上海地区での事業を拡大するため、上海分公司を設立する予定。

 中国の継続的な経済成長や外国企業の進出等に伴い、中国におけるITサービス市場は、年々拡大している。こうした市場環境の下、広東華智立信は、日立システムズの高品質なシステム運用サービスを中国市場に展開することを目的に、広東華智科技有限公司と共同で2011年5月に設立した合弁会社である。
 これまで、現地企業や日系企業向けにサーバーの遠隔監視や運用サービスなどを中心に手がけてきたが、近年は日系企業向けのプラットフォームソリューションや財務会計ソリューションに加え、介護・福祉やリース業を中心とした現地企業向けのソリューションが急速に拡大しつつあり、事業体制の強化が求められていた。

 こうした背景を踏まえ、日立システムズは、意思決定と経営のスピードアップ、国内営業部門・設計部門との連携強化、日立ブランドの活用による日系、日立グループ向けのITサービス事業の拡大などを目的に、このたび広東華智立信に追加出資して経営権を取得するとともに、上海に同社の分公司を新設することを決定した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:00| アジア