<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2014年03月20日

【流通】ロシュ・ダイアグノスティックス C型肝炎ウイルス遺伝子検査キットを発売




 ロシュ・ダイアグノスティックスは、C型肝炎の診断や治療効果の予測等に用いられるC型肝炎ウイルス(以下、HCV)遺伝子検査キット「コバス TaqMan HCV「オート」v2.0」を2014年3月19日付で発売した。

 「コバス TaqMan HCV 「オート」v2.0」は、血液中のHCVウイルス量(HCV RNA量)を測定する試薬キットで、HCV抗体検査陽性後の診断や治療方法の選択、治療効果の予測、または治療時のモニタリング等に用いられる。
 現在販売している「コバス TaqMan HCV「オート」」の後継品で、同社のリアルタイム遺伝子解析装置「コバスTaqMan」、または「コバス TaqMan48」を用いて測定する。

 HCVは変異速度が速いことが知られている。従来品ではウイルス検出を一つのTaqManプローブで行っていたが、同製品では新たにもう一つのTaqManプローブを追加した「Dual Probeテクノロジー」による検出を行う。2つのプローブを使用することで、HCVのPCR標的配列における変異対応が改良され、従来品に比べ低反応リスクを低減することができる。また、必要検体量を従来の2/3(1,000μL→650μL)に改良したことで、患者負担の軽減が期待できる。

 同社では、同製品のほかにC型肝炎のスクリーニングに有用なHCV抗体検出試薬「エクルーシス試薬Anti−HCVII」も販売している。「エクルーシス試薬 Anti−HCVII」と同製品の連携により、HCV抗体検査の陽性判定からウイルスの有無と量を確認する検査フロー効率化を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:53| 流通