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2014年03月19日

【環境】住友電工 電力線通信によるリアルタイムメガソーラー監視システムを実用化



住友電工は、通常のメガソーラーで使用される600V〜1kV以上の直流高電圧電力ケーブルをそのまま通信媒体として活用する電力線通信(Power Line Communication)技術を用いたメガソーラー監視システムの実用化に成功した。平成26(2014)年7月より販売を開始する。

近年、メガソーラーの建設が進む中、大量に導入されるソーラーパネルの初期の設置不良、長期劣化や故障が発生すると発電電力が低下し、売電量が低減してしまう。現状のメガソーラーは、数万枚〜数十万枚の多数のパネルから構成されているため、どのパネルが劣化しているかを総発電量の低下から検知する事は困難である。このため、パネルの発電量を正確にリアルタイム監視ができ、かつ装置の取り付けが手軽にできる安価な監視システムが求められている。

 同社は、通常のメガソーラーで使用される600V〜1kV以上の直流高電圧電力ケーブルをそのまま通信媒体として活用するとともに、メガソーラー特有の大容量パワーコンディショナーが発生する大きなノイズ環境でも問題なく正確に情報伝達できる独自方式の電力線通信(Power Line Communication、10kHz〜450kHzの周波数帯を利用)技術を開発し、それを活用したメガソーラー監視システムの実用化に成功した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:52| 企業の取り組み 【機関別】