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2014年03月14日

【環境】日本郵船 世界初、LNG燃料の自動車専用船を建造




 日本郵船とWalleniusLines社が共同株主を務めるUnitedEuropeanCarCarriers社は、川崎重工業と2隻の自動車専用船の造船契約を締結した。建造される船は、液化天然ガス(以下LNG)と重油を燃料として使用可能な二元燃料エンジンを採用、LNG燃料で航行が可能な世界初の自動車専用船となる。

 同船の投入先として予定されている北海・バルト海域では、主にLNG燃料での航行を想定している。これにより、二酸化炭素(CO2)や窒素化合物(NOx)の排出が重油と比較し大幅に減少する。その上、粒子状物質(PM)と硫黄酸化物(SOx)の排出量をほぼゼロとすることができ、同海域で2015(平成27)年1月から導入が決定している硫黄分排出規制をクリアすることが可能となる。

 また同船は、トラックや建設機械等の大型車輌も積載可能な強度構造を持ち、最高水準の耐氷仕様を採用する世界最大級の自動車専用船である。厳しい氷海域となる冬季のバルト海も含め、年間を通じて安定的な輸送が可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:57| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】