<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2014年03月07日

【アジア】日揮 マレーシアでLNGプラント能力再生プロジェクトを受注


 日揮(JGC CORPORATION)は、同社グループ会社のJGCマレーシア社およびマレーシア シナリッツ(Synerlitz)社とコンソーシアムを組み(日揮がリーダー)、マレーシアLNGデュア社が同国サラワク州ビンツルで進めるLNGプラント能力再生プロジェクトを受注することが内定した。プロジェクトの詳細は、下記の通り。


 1.契約先:マレーシアLNGデュア社(MLNG Dua Sdn.Bhd.)
        出資比率:マレーシア国営石油公社 60%
               (Petroleum Nasional Berhad)
               Shell 15%
               三菱商事 15%
               サラワク州政府 10%

 2.建設場所:マレーシア国サラワク州ビンツル(Bintulu,Sarawak,Malaysia)

 3.契約:LNGプラント能力再生に係わる設計、機材調達、建設工事および試運転役務

 4.契約形態:ランプサム契約

 5.受注金額:非公表

 6.納期:2019年1月

 7.プロジェクトの概要:
   同本プロジェクトは、世界最大級のLNG生産基地であるペトロナス社ビンツルLNGコンプレックス(現在8系列のLNGプラントが稼働中かつ第9系列目のLNGプラントを同社が建設中)にある、第4/第5/第6系列のLNGプラントの能力再生を図るプロジェクトである。同社は、第4系列の主要低温熱交換器取り替えに関する基本設計(FEED:Front End Engineering and Design)役務を2012年に遂行。2013年、他の役務を含めた競争入札が実施され、同社コンソーシアムが、第4系列能力再生に係わる設計、機器調達、建設工事、試運転(EPCC:Engineering,Procurement,Construction and Commissioning)役務と、第5および第6系列能力再生に係わる設計および一部の機器調達役務を受注した。

   同社は、プラントを建設するのみならず、建設後もメンテナンスや増設・改造を行い、永続的に顧客のニーズを満たしていく「ライフサイクルサポート」を強みとしている。ビンツルLNGコンプレックスに対しては、1980年代から30年以上に亘り、既存の8系列および建設中の第9系列全てのEPCC役務を遂行すると共に、「ライフサイクルサポート」のもと、プラント完成後も継続してLNGプラントの能力再生および増設・改造工事を遂行してきた。

   同社は、世界のLNGプラント全生産量のうち、約30%のLNGプラントの建設実績を有し、現在もマレーシア、豪州、インドネシア、パプアニューギニア、ロシア、およびカナダにおいて合計8件のLNGプラント建設プロジェクトを遂行しています。既存LNGプラントの能力再生および増設・改造のニーズは今後世界的に増えていくものと予測され、LNGプラントのトップコントラクターとして、同分野において今後も積極的な営業活動を展開していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| アジア