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2014年02月25日

【アジア】富士電機 アジア・中国市場向けに省エネで小型の大容量UPSを発売





 富士電機は、アジア・中国市場向けに大容量UPS「7000HX−T4」を発売した。

 経済成長が続くアジアでは電力品質の向上が課題であり、設備投資の拡大やクラウドサービスの普及によるデータセンターの増大に伴い、電力供給の安定化に貢献するUPS(無停電電源装置)のニーズが拡大している。同社は、中国を含むアジアにおける大容量UPS(100kVA以上)の市場規模を、2015年に現在の2割増の800億円と推計している。
 アジア・中国市場向け「7000HX−T4」は、「省エネ」「小型」を特長としており、多くの電力を消費し、省スペースが求められるデータセンターや工場の生産設備をメインターゲットに積極展開していく。

 同製品の特長の特徴は以下の通り。
 1)業界最高クラスの変換効率で省エネに貢献
 同社独自技術である「新3レベル変換回路」を適用。スイッチング損失とフィルタ損失を大幅に低減し、従来の当社海外向け機種の94%を上回る、業界最高クラスの96.5%の変換効率を実現した。顧客設備の省エネに貢献する。

 2)小型化でサーバの設置スペース拡大に寄与
 サーバルームは通常、サーバのほかに空調やUPSなど各種機器で構成される。同製品は、トランスレスなどにより小型化を実現し、当社従来製品に比べて設置面積を35%削減した。これにより、サーバの設置スペース拡大に寄与する。

 3)バックアップ機能を備え高信頼性を実現
 本製品は最大8台まで並列運転が可能であり、メンテナンスや万が一の故障により数台が停止した際にも残りの健全機から給電できる「冗長運転システム」を構築できる。信頼性を高め、設備の安定操業に寄与する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:13| アジア