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2014年02月19日

【物流】平成25(2013)年12月分 輸送動向調査結果を公表



日本内航海運組合総連合会は、平成25(2013)年12月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するために、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

これによると、同年12月の実績値のおける貨物船の輸送量は、19,520千トン(前年同月比114%)となり、前年を上回った。輸送品目別にみると、鉄鋼(同比110%)、原料(108%)、燃料(147%)、紙・パルプ(105%)、雑貨(103%)、自動車(126%)、セメント(112%)で全ての品目が前年同月比を上回った。鉄鋼は需要の回復が見られた前年より輸送量が前年同月比で増加している。自動車は、エコカー補助金終了に伴い低迷した前年の反動増と消費税増税前の駆け込み需要で増加し、原料(石灰石等)はセメント需要が高まり増加傾向が続いている。

また、同年12月の実績値における油送船の輸送量は、12,358千kl(前年同月比99%)となり、前年を下回った。輸送品目別にみると、黒油(同比91%)、白油(102%)、ケミカル(102%)、高圧液化(104%)、高温液体(124%)、耐腐食(115%)で黒油の輸送量減少が全体に影響した結果となった。平成23(2011)年6月より原発の不稼動に伴う電力向け需要の増大を反映し、黒油の輸送量が増加、合計輸送量が前年を上回り改善傾向となったが、平成24(2012)年10月以降は前年同月比を下回る結果がみられる。

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投稿者:gotsuat 09:46| 物流事業者