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2014年02月19日

【流通】リニアテクノロジー 60Vマルチフェーズ同期式昇圧DC/DCコントローラーを販売



 リニアテクノロジーは、リニアテクノロジー株式会社は、整流用昇圧ダイオードを高効率NチャネルMOSFETに置き換えた高電力の2フェーズ、シングル出力同期式昇圧DC/DCコントローラ「LTC3784」の販売を開始した。LTC3784はSSOP−28パッケージと4mmx5mm QFN−28パッケージで供給される。LTC3784EおよびLTC3784Iは−40℃〜+125℃で、LTC3784Hは−40℃〜+150℃で、LTC3784MPは−55℃〜+150℃の動作温度範囲で仕様が規定されている。1,000個時の参考単価はそれぞれ2.47ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売される。

 LTC3784は、ヒートシンクを使用せずに最大97%の効率で12V入力から24V/10A出力を生成できます。LTC3784は起動時に4.5V〜60Vの入力電圧で動作し、起動後は入力電圧が2.3Vまで下がっても動作を維持して、最大60Vの出力電圧を安定化できる。

 LTC3784をBurst Mode(R)動作に設定した場合の暗電流は28μAなので、自動車の「常時オン」アプリケーションに最適で、安定した出力電圧を維持しながらスタンバイ・モード時のバッテリ動作時間を延ばすことができる。また、強力な1.2Ωの内蔵NチャネルMOSFETゲート・ドライバは、大型MOSFETを高速でドライブする能力を持っている。電流モード・アーキテクチャ、クロック出力、位相変調により、複数のデバイスを容易に並列接続でき、高電力アプリケーション向けに最大12位相の動作が可能です。LTC3784は75kHz〜850kHzのスイッチング周波数にフェーズロックが可能で、50kHz〜900kHzの固定周波数を選択することもできる。

 また、LTC3784は調整可能なサイクルごとの電流制限機能を備えており、電流検出には検出抵抗またはインダクタ(DC抵抗)による検出電圧を使用する。入力電圧が安定化出力電圧を上回ることのあるキープアライブ・アプリケーションにおいて、LTC3784は同期MOSFETを連続してオンに保つことができるので、出力電圧は最小限の電力損失で入力電圧に追随し、さらに、LTC3784は調整可能なソフトスタート機能とパワーグッド出力を備え、−55℃〜+150℃(MPグレード)の動作接合部温度範囲で±1%のリファレンス電圧精度を維持する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:46| 流通