<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2014年02月03日

【知識】JCB子会社 カンボジアのアクレダバンクと加盟店業務で提携





 日本発唯一の国際クレジットカードブランド運営主体であるジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナルは、カンボジアの商業銀行であるACLEDABankPlc.(以下、「アクレダバンク」)と、同国におけるJCB加盟店業務について提携した。

 アクレダバンクは、2014年1月下旬より、順次、同行加盟店でJCBカードの取扱いを開始しており、2014年8月までに、全店(約500店)でJCBカードの利用を可能にする予定。これにより同国のJCB加盟店数は約1,700店となる予定で、JCB会員様の利便性が向上する。

 カンボジアは、世界遺産アンコールワットなどの遺跡をはじめ観光資源が豊富で、2012年の国外からの訪問者数は年間約350万人(前年比24.4%)(※1)と、現地観光局の予測を上回る伸びを記録している。同国は日本人にとっても人気渡航先のひとつで、日本からの年間渡航者数は約18万人(前年比10.8%増/同国への訪問者数が多い国ランキング第6位)となっている。特に首都プノンペンでは、日系飲食店やアパレルメーカー等の進出が活発化する見込みで、国外からの訪問者による消費の増加も期待されている。

 また、カンボジアは経済成長が著しいメコン経済圏に位置し、2000年代前半以降、毎年6%以上の経済成長率を維持、今後は、近隣諸国を上回る成長も予測されている。現在、人口の約6割が30歳未満の「若年層」のため今後の労働人口の拡大が見込まれており、将来的な中間所得層の増加が予測されることから、カード発行市場拡大の潜在性も高いと考えられる。

 アクレダバンクは、首都プノンペンを本拠地とする大手商業銀行で、近年、クレジットカードやデビットカードの発行や加盟店事業に力を入れている。全国に広がる支店網を活用し、プノンペンのみならず、世界遺産のアンコールワットを有するシェムリアップ、リゾート地のシアヌークビル等でも、ホテルや飲食店を中心に加盟店事業を展開している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:44| 知識