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2013年12月20日

【知識】日立ハイテク プライベートクラウド事業運営で米社と契約締結



 日立ハイテクと、M2M& IoTソリューションの先駆的プロバイダーであるAxeda社は、日本におけるAxeda社M2Mクラウドサービスの販売権及びプライベートクラウド事業運営を含む、戦略的パートナーシップ契約を締結した。

 今回の契約締結により、日立ハイテクはAxeda社のプラットフォームをベースとするM2M & IoTソリューションを日本で販売するとともに、日本国内においてセキュアなプライベートクラウドセンターを設立し、機器・センサーデータの取得、運用、保存までを行い、機器の稼働率やサービス業務の効率向上、企業のグローバル展開に貢献するプライベートクラウド事業を運営していく。これにより日立ハイテクはAxeda社M2Mクラウドサービスを日本で販売する唯一の日本企業となる。同サービスを利用する企業は、クラウドベースの装置データにアクセスすることで、革新的なソリューション開発が可能となる。Axeda社とのパートナーシップにより、日立ハイテクはアジア各国で高まっているM2M & IoTソリューションへの、さまざまなニーズに応えていく。

 調査会社のGartner,Inc.によると、IoT接続機器は2020年までに260億台に達することが見込まれている。また、IoT接続製品とサービス市場は2020年には約30兆円にも及び、190兆円の経済価値が生まれると予想している。
 日本は世界の中で最も技術革新の速い市場であり、日立ハイテクはこれまでも先進的な社会インフラやそれを支えるアプリケーションやシステムの提供に努めてきた。IoTは新たな市場を牽引するもので、機器・センサーデータの集まりであるビッグデータと高度な解析技術により、より良い経営判断や新サービスの開発、コスト削減を実現する。

 日立ハイテクとAxeda社は長年にわたりM2Mソフトウェア販売の取引を行ってきたが、今回のパートナーシップの発展により、日立ハイテクはプライベートクラウドの提供も含めた遠隔監視、機器・装置の場所確認、データ解析、データ保全、その他のIoTアプリケーション開発を行えるセキュアな環境の中で、独自の先進技術も組み入れたサービスを提供していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:58| 知識